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　　 膝が痛い時、膝痛（ひざ痛）はこうすれば治せる

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アメリカのお医者さんが書いた「こうすれば膝痛は治せる！」から抜粋しました。

膝 を健康に保つ方法

　1）医師の診察
　　　まず、整形外科医にかかり、きちんと診察をしてもらって下さい。
　　　ここに書いてある事は一般論です。
　　　あなたの実際の症状を診て、総合的に判断できるのは医者だけです。

　2）グルコサミン・コンドロイチンを服用する。
　　　多くの商品が販売されていますが、内容成分をよく確認してください。
　　　グルコサミンとコンドロイチンの比率が５：４のものが良いのです。　
　　　多くはコンドロイチンが少量のものが多いです。
　　　（グルコサミンに比べコンドロイチンが高価のため）

　3）人体の構造と運動機能を改善する
　　　いろいろな体操をするのが理想ですが、なかなか続きません。
　　　まず、ラジオ体操から、始めてください。
　　　ただし、膝に負担のかかる飛び上がる部分は、膝を軽く曲げるだけにする。

　4）定期的に（無理のない）運動を続ける
　　　変形性関節症の苦痛は大変なもので、運動を完全に止めてしまう方も少なくありません。
　　　痛みがある場合は、無理せずに休む必要がありますが、いつまでもじっとしているのは
　　　身体に悪いのです。筋肉や関節が硬くなり、普段の動作が困難になってしまいます。

　　　変形性関節症を患っている方は運動をしなくてはいけません。身体に負担をかけない
　　　軽い運動から始め、徐々に運動量をふやしていきます。　
　　　運動で変形性関節症が治療できるわけではありませんが、関節を覆う組織や
　　　関節を支える筋肉が丈夫であれば、関節は安定し、痛みが緩和されます。　
　　　（最初は、しっかり支えるサポーターを使用してください。
　　　　　　筋肉が丈夫になればサポーターは不要になります。）

　　　痛みがどれだけ和らぐかで運動の成果を判断するのではなく、毎日の動作がどれだけ
　　　楽にこなせるようになったかで判断してください。　
　　　以前より長い距離が歩けるようになった、今まで苦痛だった作業が楽にこなせるようになった、
　　　など前向きに考えるようにしてください。ひざが痛くなるような運動は避けるべきですが、
　　　下記に紹介する、「いすに座ってする運動」は、ひざに負担をかけずにできます。　

　5）健康的な食生活
　　　世間の常識には、意外な誤解があります。「健康には粗食がいい」と言われていますが、
　　　高齢者には間違った考えです。もちろん肥満の人や医者から食事制限をされている人は
　　　別ですが、その他の人は、カロリーとタンパク質の不足に注意して、いろんな種類の
　　　ものをバランス良く食べるのが一番です。年をとったら肉より魚がいいと思われていますが、
　　　体の機能向上に適した脂肪、たんぱく質が取りやすい肉こそ、長寿の秘けつです。

　6）理想体重を維持する
　　　定期的な運動と健康的な食生活をすることで維持できます。「むりなダイエット」は、しな いで
　　　ください。高齢者の極端なダイエットは、非常に危険です。

　7）明るく考える
　　　関節炎は克服できるという意識を保つだけでも随分楽になるはずです。

　8）必要に応じて、薬も併用する。
　　　医師とよく話し合って、薬の効能効果を理解して上で、必要なら服用してください。
　　　無理に痛みを我慢する必要はありません。鎮痛剤もうまく利用しましょう。

　このように、膝痛を治すには、総合的な健康管理が必要です。
　少しづつでも生活に取り入れていきましょう。

　下図は、膝痛の方に適した膝へ負担をかけずにできる体操です。
　最初は少しずつから始め、毎日続けましょう。

■ ひざサポーターの選び方
　　　 市販されている「ひざサポーター」には、大きく分けて２種類あります。
　　　　�@保温だけするもの　　
　　　　�A固定するもの
　　　 歩いたり軽い運動をする場合は、固定できるものを選ぶようにしてください。
　　　 また、ひざ周りに合わせて、サイズの調整できるものが望ましいです。